イー・モバイル Windows Mobile端末「EM・ONE」

デュアルスライド機構のWindows Mobile端末「EM・ONE
EM・ONE(エムワン)」は、シャープ製のWindows Mobile端末。QWERTY配列のキーボードを搭載する。デュアルスライド機構を採用しており、スライドを閉じた状態のほかに、画面を横向きにしてキーボードを露出するスタイル、あるいは、画面を縦向きにしてポインタ操作キーと方向決定キーだけを露出するスタイルで利用できる。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/33270.html

イー・モバイルからシャープ製のWindows Mobile端末「EM・ONE」が発表されました。

  • 約140.0×70.0×18.9mm、重さは約250g。
    • サイズはW-ZERO3よりやや大きいぐらいですね。
  • 駆動時間は約4時間。
    • ちょっと不足。今時ノートPCでも7時間は持ちます。デカバか外部バッテリーが必需品ですね。
  • 4.1インチ、800×480ドット(ワイドVGAサイズ)、65,536色表示のASV液晶ディスプレイ(バックライト付き)
    • これは素晴らしい。Webブラウズも快適でしょう。
    • ワイドVGA対応のアプリがどれだけでるか心配。
  • 横にスライドするとQWERTY配列のキーボード。
    • この辺はW-ZERO3の実績があるので安心。
  • 縦にスライドするとポインタ操作キーと方向決定キー。
    • これは意表をつかれた。大画面でもコンパクトに作れるギミックですね。強度的にちょっと心配ですけど。
  • 有効画素数131万画素CMOSカメラ
  • Windows Mobile 5.0 for Pocket PC
  • CPUはMarvell PXA270 520MHz
  • 本体メモリは512MB(ユーザーエリアは約390MB)、SDRAMが128MB
    • 大判振る舞いですね。
  • グラフィックアクセラレータとしてNVIDIA GoForce 5500も搭載。
    • これは凄い。Webブラウザとかさくさく動くのかな。
  • 外部メモリカードはminiSDカード。SDIOは非対応。
  • USB(miniABコネクタ)ポート、無線LANIEEE 802.11b/g)、Bluetooth 1.2。USBホスト機能対応。
  • RGB出力およびクレードル装着用のD-SUB端子(15ピン)
    • 液晶モニターとUSBキーボード、マウスをつなげたら普通に仕事ができそう。
  • ワンセグチューナー内蔵。
    • 暇つぶしにはいいですね。外でまでテレビなんか見たくないですけど。
  • 下り最大3.6MbpsのW-CDMA方式(HSDPA対応)。通話は不可。
    • 通話不可は痛いですね。これだけでもうメジャーにはなり得ないかも。
  • 月額利用料は5,980円。
    • うーん余程のヘビーユーザーでないとデータ通信だけでこんなに払えないと思う。
  • 初期費用は95,000円、「いちねん」では71,000円、「にねん」だと39,800円。
    • これだけの端末なら95,000円は相応の価格。
  • サービスエリアは開始当初は東京都23区内、名古屋市、大阪市、京都市。
    • 地方在住の私には意味のない端末ですな。
  • 音声通話サービスは、2008年3月から開始される予定。2008年3月〜2010年11月までの約2年間はNTTドコモローミングして、全国で利用できるようになる。
    • 実質、2年先でないと使えない端末ですね。


端末自体はバッテリーを除いて文句なしの素晴らしい出来です。W-ZERO3のノウハウを思いっきり生かしています。
ただ、当分データ通信のみでドコモとローミングする2年後でないと地方では使えないので、商売的には都会のマニアのおもちゃで終わりそうな気がします。2年後には全国で使えて通話も出来てほぼ完璧になると思いますけど、2年後といえば下手するとソフトバンクからiPhoneが出ている可能性もありうるし、W-ZERO3の新機種も当然出ているだろうし、下り2Mbpsの次世代PHSサービスも始まっているかもしれないので、陳腐化する可能性が高い。

私としては逆に「EM・ONE」のノウハウを生かしてNew W-ZERO3を出してもらいたいです。「EM・ONE」の発表によりW-ZERO3への期待が高まってきました。