会社でのモバイルPCの意義

「Let'snote Y7」いいですねえ。会社で買って欲しいなあ。でも、うちの会社はこんな高いPCは買ってくれないのです。上に社員の仕事の快適性、ちょっとした効率Upの為にプラスαを支払うという意識が薄いのです。管理者からするとオーバースペックの贅沢PCに見えるのでしょう。


そもそも情報漏洩のリスクがあるからノートPCの持ち運びに制限があります。昔その手の事故でマスコミに叩かれてからすっかり神経症になってます。お偉いさんが情報漏洩事故起こしたら首!とか叫んでるぐらいで、手続きをすれば持ち出すことはできるのですが社員は触らぬ神に祟りなしとばかりに、仕事上必須でもない限りノートPCを持ち運ばなくなってしまいました。


組織内でセキュリティ管理ができていないからやっきになって外側を固めるのでしょう。それによる作業効率の低下は数字として表れないから改善されない。いくらPanasonicが優れたモバイルPCを開発してもこういう会社に売るのは大変でしょう。
日本の管理職は賃金相応の仕事をしているのだろうか?と疑問に思うのはこういう時です。極論すれば課長、部長レベルの仕事は平社員並の賃金で事務職を雇って担当すれば十分じゃないかな。機密保持の問題さえ解決できれば格安でアウトソーシングできてしまいそうです。で、経営判断は役員レベルが行い、現場の指導や統括は係長クラスが行うフラットな組織にする。課長、部長レベルにたいした経営判断も権限もないし、現場がわかっているわけでもないですからね。