なぜ暑い日本でスーツを着る?

先日の出張で久しぶりにスーツを着たけど、北海道と東京の気温差もあり、暑いし窮屈だしどうも好きになれません。でも、ポケットが多く機能的なのは好きなんですけどね。背広を着ているとPDAスマートフォンの携帯に困りませんから。

元々、スーツは寒くて乾燥したヨーロッパ発祥の衣装なので亜熱帯の日本で着るのはナンセンスだと思います。四季の違いがはっきりしている日本では暑くて湿気の多い夏は作務衣が相応しい。寒い冬には作務衣の上にはんてんかたんぜんを羽織る。これで完璧。

省エネスーツなどとんちんかんな服なんて必要ない。そんなのはスーツに対する冒涜だと思う。日本には日本の気候にあった伝統衣装があります。私は入社以来日本の気候に合わないスーツを着るのは不合理だと常々思っていました。


でも、現実はスーツを着ないとまともな社会人として見られないようです。私の会社は本社が工場の中なので普通のオフィスの支社でも作業服を着る規則です。ですから私などは普段は至福通勤(あながち誤字にあらず)しているのですが、同僚の中にはスーツで通勤している人も結構います。一度、何故スーツを着るのか?と聞いたら近所の目があるからだそうです。どうもスーツを着て通勤しないと近所から月俸者ではなく一段低い日雇い労働者に見られるらしい。彼は名古屋の人でしたが合理的な道産子の私からすると理解し難い感覚です。

作務衣が市民権を得るのは難しいのかもしれないけど、せめて自分だけでも自宅着や近場の外出着などから作務衣を着こなしていきたいと思う。