久しぶりにプログラミングして思うこと

今日は一日中がりがりプログラミングしてました。苦手なVC++しかも6.0です。MS独自仕様が気に入らないし、構造化例外処理もなんか使いにくいし、リファクタリング機能もないしで、非常に苦労しています。
ただでさえ、ここ1年ぐらい仕様書、設計書書きばかりでまともにコーディングしていないというのに。せいぜいEclipseで実験コード書いたぐらい。


でも、いつしかプログラミングに没頭して、気がついたら定時になっていて、予定よりかなり進みました。週末は休出しなくても良さそうです。
やっぱり、プログラミングは楽しいです。一日中ドキュメント書いて、レビューして、プロジェクトの進捗管理するより余程。
なにしろ自分で設計、プログラミングもするわけですから仕様書の質も向上し、開発効率も段違いです。


思うに、余程の大規模プロジェクトでもない限り上流工程だけ担当するのは身にならないし、問題も多いです。少人数でそれぞれ上流から下流まで担当するのが理想です。サンデープログラマーレベルのプログラミングだけ出来ますって人材を多く集めると面倒みるのが大変すぎます。さらに毎日レビューを繰り返して、ISO9001だかなんだか知らないけど、レビューの記録を残して、進捗管理までやって、残ったわずかな時間で仕様書書くなんてすると、プロジェクトの崩壊は目前です。


でも、それなりのレベルのメンバーを集めると金がかかりすぎるので、安い派遣社員を集めるわけですが、当然の如く進捗はめためたで残業休出でなんとか帳尻を合わせます。納品後の不具合なんかも多めで結局赤字になるんですよね。

それでも、いくつかののプロジェクトを通して面倒見て、鍛えると何人かは戦力になるようになるのですが、その頃には契約が切れてどっかに行ってしまうわけです。引き継ぎなんて満足に出来ないので担当箇所で不具合や仕様変更が出ると、当人が対応する何倍ものコストがかかります。最悪赤字を出した上に成長した人材は流出して得るものは何もありません。

だから、社員だけの少数精鋭のチームでなんとか赤字を抑える方向で考えた方が、プロジェクトを通して鍛えられた人材が残るだけマシだと思うわけです。などとつらつら考えさせられた一日でした。